[コメント] オーロラの彼方へ(2000/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
私も幼くして父を亡くした。
私がどんなに成長したとしても私の中の父は永遠に40歳のまま歳を取らないでいる。 そして一緒に過ごした思い出もすでに十数年以上も立っているので、 「こんな時に父がいたら…」などと想像するのも容易ではなくなってきている。
そんな父ともう一度話すことが出来るのだとしたら。 そして運命を変えられるのだとしたら…。 でも私はきっと変える事はしないと思う。
ただ話が出来るだけでいい。 霊界通信ぐらいでいいですわ。
今までの私の人生が変わってしまう事、出会った人たちとの思い出が消えてしまうのはとても悲しすぎる。
私は運命を受け入れます。
けれども主人公、そして父親がしてきた事を否定するつもりもない。 彼らは彼らの人生があるわけだし。彼らにしかわからない気持ちもあるだろうし。
主人公・ジョンの起こした行動は、家族と共に生きることを第一に望んだ結果である。 彼はそれだけがあればよかったのかな。彼は友人のゴードに対してステキな贈物をしたが、自分はというと両親、そして愛する人、愛する息子。家族がいれば他にはなにもいらなかったのかもしれない。
そんな主人公はステキだと思う。 ステキだと思うだけで共感はしませんがね。 すみませんが、私はガッポリ派です。 ぶっちゃけますが。
この作品を「家族というテーマをやわらかく、ハートフルに描いたものだろう」と思っていたので、なかなかスリリングな展開に少々驚かされてしまった。 イヤイヤこういう驚きは好きですよ。
★4てん。
…そういえば私にもいつ覚えたんだか誰に教わったのだか分からない小さい頃からいつも言ってる言葉があるんですけど。
ふとした拍子に必ずでてくる単語→「セッパ」。 なんなんだこれは。
ちなみに生まれて27年経ちますが、それらしい出来事にいまだにあってません。 ま、お墓まで持っていくでしょう、これからも。
セッパ… って何…
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (9 人) | [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。