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[コメント] バトル・ロワイアル(2000/日)

生徒を殺しちゃダメじゃない…「子供」がいなかったら、「大人」も消えちゃうんじゃないの?
小雪

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







映画とか、監督とか、R指定とかには興味がなかったです。単に、「生徒を殺し合いさせる」というシンプルな恐ろしさ(の予感)に魅かれて観ました。

私にとっては、ラスト何分ってところの、北野武がひとりでラジオ体操しているところ、あれが全て。(あれがなかったら、ゲームセンターの片隅のやす〜いバトルゲームを出来心でやったのと同じ程度の、記憶にも残らない映画だと思う) それは孤独とか淋しさではなく、自己否定の構図になってた。 子供がいなくなったら、大人は大人として存在できなくなった。 子供だって、子供でいたかったら、大人がいないとダメなんだ。 退屈だった時間をすっとばすシーンだった。はあ〜。

ストーリーはつまんなかった。正直、時間がたつほど冷めてきた。殺し合いのシーンこそ、子供向けだな〜と思った。藤原竜也にも前田亜季にも興味なし(ファンの方ごめんなさい)。二人だけは絶対助かるオーラが出てて(別にストーリーを知ってるとか、主人公だから助かるはずとかじゃなくて、戦場をウロウロする子犬が助かり続けてるようなウソっぽさのオーラ)、無人島旅行してるだけみたいなムードに興ざめ。優等生気味な殺し合いと、ラックの数々。まあ、死に際に「好きだった」っていうのは、中学生にとって重要なコトはそんなことくらいだな〜(自分もそうだったかも)なんて思ってた。

ラストの絵はホントに気持ち悪い。酔いました。あれこそR指定。

(評価:★4)

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