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[コメント] 夕陽のギャングたち(1971/伊)

ジェームズ・コバーンセルジオ・レオーネ、そしてエンニオ・モリコーネという完璧な三角形。その中で立ちションをするロッド・スタイガー! これが最高傑作でしょう、誰にとっても。いや、異論は認めますが。
ぐるぐる

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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それまでの「レオーネ流」とはやや違い、1971年という制作年代ならではなのか、アメリカン・ニュー・シネマ的な「崩し方」が肌に合ってしまいます。時代考証を超越した綿密なディテールに、セルジオ・レオーネが描く「革命と友情の物語」の魂が宿り、クローズアップとフラッシュバックの緊張感を瞬時に異次元へとワープさせてしまうエンニオ・モリコーネの音楽の「異化力」はほとんどマーラーの交響曲並のレベル。全編のいたるところに散りばめられた爆破シーンのひとつひとつが愛おしい。自分の中では『冒険者たち』とともに最上の青春バディ・ムーヴィー。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)3819695[*] ぽんしゅう[*]

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