[コメント] 夕陽のギャングたち(1971/伊)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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それまでの「レオーネ流」とはやや違い、1971年という制作年代ならではなのか、アメリカン・ニュー・シネマ的な「崩し方」が肌に合ってしまいます。時代考証を超越した綿密なディテールに、セルジオ・レオーネが描く「革命と友情の物語」の魂が宿り、クローズアップとフラッシュバックの緊張感を瞬時に異次元へとワープさせてしまうエンニオ・モリコーネの音楽の「異化力」はほとんどマーラーの交響曲並のレベル。全編のいたるところに散りばめられた爆破シーンのひとつひとつが愛おしい。自分の中では『冒険者たち』とともに最上の青春バディ・ムーヴィー。
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