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[コメント] リトル・ダンサー(2000/英)

力いっぱい,踊る!体が突き動かされる情熱。なんで私はこんなに感動しているんだろう?分かった,私もビリーのように,力いっぱいに体を動かして,自分を表現してみたいんだ。もうずっと,そんなことしていないんだもの。
ダイキリ・キューブ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







うまく言葉に置き換えられないくらい,大好きです。 こうだから感動した,とか,涙が出た,とか。・・近い言葉を選ぼうにもどうも嘘っぽくなって,自分の本当の感覚から離れていくような感じ。 ただ,初めて見たときも,それ以降何度も繰り返して見ている時でも,ビリーの踊るシーンになると,とにかく不思議なぐらいに感動した。踊る,ただそれだけのシーンで涙が出たことなんてこれまでなかったのに。

先生とトニーが口論になって,板ばさみになったビリーがその感情をぶつけるように踊り出すシーン(心象風景としての映像?)は圧巻で,目が画面に釘付けになる。こんなにまでしてやりたいことがあって,そしてそれを力いっぱいに表現している姿というのは,こんなにもかっこよくて,人を感動させられるものなのか・・と涙目になって唸った。 そしてクリスマスの夜,お父さんの前で踊るシーンはもう,“ここって普通は泣かないのかな”とか頭の片隅で思いながらも涙が溢れてきて仕方がなかった。マイケルはチュチュをつけているし,絶対的な窮地,というあの状況で,一言も言い訳や説明などせず“行動で見せた”ビリーはすごい。もし映画館で見ていたら,きっとマイケルと同じように拍手する,その衝動を抑えるのが大変だったろうな。

コメントでも書いたように,私も思い切り体を動かして,自分を表現したくなってしまった。自然に体が動き出すほどの情熱ってすごい。感情を押し殺してクールに・・なんていうのが,すごくつまらないことだと思えてきました。

(評価:★5)

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