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[コメント] 浮き雲(1996/フィンランド)

あの無表情さはすごい。名演だと思う。ナイフで刺す男と刺される男、寡黙な夫と寡黙な女房、この人間の距離感がたまらない。人物描写が上手い。
バーボンボンバー

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







淡々と進んでいく中での音楽の効果、ラスト近くでの調理のシーン(ここで初めて観客は皆、自分の体の中に水分を感じるのだと思う。唾液なり、涙なり)、この映画はサイレントだ。(これを撮った時からカウリスマキは『白い花びら』を撮りたかったのではないだろうか) でも、台詞がまたいいんだよなあ。

マッティ・ペロンパーがでてきた時はこみ上げてくるものがあった。冥福を祈る。

ラユネン、カッコよかった。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)トシ[*] 立秋[*] そね[*]

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