[コメント] 小説家を見つけたら(2000/英=米)
ショーン・コネリー、ロブ・ブラウンともに造型の詰めが若干甘く、なかなか映画がドライヴしない。それを「抑制」「落ち着き」「慎み」などと肯定的に云い換えることは難しい。綺麗すぎるきらいはあるものの、ハリス・サヴィデスによる画面の繊細な質感はよい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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コネリーの朗読シーンを名場面に仕立てようと努力していないのは感心しない(これもまた「慎み」というより「無策」と云ったほうが適当でしょう)。むろん、ただ文章を読み上げているシーンを感動的に演出するというのは至難の業だが、だからこそ挑戦のしがいがあるというものではないか。コネリーが自転車に乗っているだけのショットのほうがよほど面白いし、感動的だ。
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