[コメント] 女は二度生まれる(1961/日)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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全てのカットに魂が入っている、と云うくらい見応えがある。昭和30年代東京の風景と風俗を垣間見られるのも嬉しい。シーンの繋ぎの歯切れもよく、若尾が男たちの間を入れ替わり立ち替わり渡っていく軽快さに重なる。
唯一自分を道具としてしか見ていない藤巻潤に傷つき、山村の墓塔を曰くありげに撫でまわし、そしてあの曖昧なラスト。傑作だ。
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