[コメント] アメリカン・サイコ(2000/米)
なんなんだ。このナルシスト野郎は!最高に魅力的じゃないか!
ウンチク、自己陶酔、カタルシス。
鍛えられた肉体。爪の先まで洗礼された男。
そのこだわりは、持ち物までもに至る。
こんな大馬鹿野郎。それは、金こそが最強だった時代の排泄物。
セックスの時に、相手の女の顔を見ずに自分の体を鏡に映す。 「いいだろ?いいだろ?」 と、いいながら勝手に昇天する男とどれ程の差があるだろうか?
自分しか愛せない男の悲しきドラマ。それがあまりにも面白い。
この不景気、ものの本質が問われる時代において、この映画こそ時代遅れの象徴であり、その時代に青春時代だった者へのメッセージになっただろう。
ついでに、絶対クリスチャン・ベールは、痩せたトム・クルーズだ。
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