[コメント] バーディ(1984/米)
「性同一性障害」という病気はあるが、バーディーの場合は「種同一性障害」とでもいうのか?それはともかく、ラストシーンには思わず涙が出た。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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全体的に重苦しい。ところどころ挿入される昔の楽しかった思い出でやや救われるが、それでも現在のバーディの姿と予想されるラストを考えると、やるせない気持ちになった。「A・パーカーだものな。やっぱりな。」と思っていた。
そして、P・ガブリエルの重苦しいがちょっと単調な音楽、中途半端なベトナム及び戦争後遺症の描き方、N・ケイジの不景気な顔。どうも雰囲気が暗く観るのがつらかったし、評価が高かったみたいだが、イマイチだなと思った。
でもあのラストでそんなものは全て吹っ飛んだ。一瞬拍子抜けしたが、涙が出た。笑い泣きだ。なんか全て許してしまえる。
鳥と同じように、バーディーは本来の自分の世界に戻ってきた。そしてアルも自分の中に潜んでいた本当の痛みを吐露することによって自分の世界に戻ってきた。そのことがうれしかった。お帰り!バーディーとアル!
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