とは言え、壊れたテーブルを三人で直すエピソードにはホロリとした。

私が生まれる前に他界した、祖父から譲り受けた唯一のモノ。…釘をいっさい使わない組木細工の手製の本棚を、家に帰ってからしばし眺めた。

もしかしたらこれも三谷流「親孝行」の一環なのかもしれないが、それでも、職人仕事の素晴らしさを、田中邦衛というマサにうってつけの役者を通じ改めて教えてもらえたことには感謝。

それにしても、『ラヂオの時間』でもてあましていたキーボードを、布施明がさっそく新居に持ってきていたのには笑った。ギャグが細かすぎ。