[コメント] パール・ハーバー(2001/米)
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だいたい、ハリウッド映画で”感動の超大作”といって宣伝している映画って、みんなこんな感じ。似たようなストーリーか、主人公のご都合主義的なストーリーか、人種モノ、それに戦争モノか宇宙モノをくっつけちゃう。マクドナルドのようにマニュアルがあるとしか思われない。もちろん、誰がつくっても味はみんな同じ。俳優はハッピーセットのオマケになってしまう。そのうえ、スマイル¥0だ。
ごくごくオーソドックスで基本的で使い古された青春&ラブストーリー(兄弟のように育った男二人とひとりの女の恋のトライアングル?それしてはヒロインがあまりにフツーだと思う)に、いちおう最新技術も駆使しておかなくっちゃ!ってんで、真珠湾攻撃をくっつけっちゃった、といった感じ。どちらの話もありがち&中途半端、青春&ラブストーリーのほうは最後の最後まで先が読めすぎ。(子供の名前まで想像がついてしまったのです・・・)とりあえず、宇宙モノは『アルマゲドン』でつかっちまったし。とくに真珠湾攻撃である必要性がまったく感じられず、ヒロインにも共感できず(っていうか、反感持ったし)。その上、長い・・・つまらないうえに長いとは!!特に、真珠湾攻撃以後の展開が無駄に長く、ダラダラした印象がする。もしかしたら、この部分が一番イイところだったのかな。そう考えると、ますます真珠湾でなくてもいいような気がする。いったい、この映画はナニを言いたいの?何に感動するようにできているの?特に言いたいことなんてなかったんだろうなあ・・・売れるファクターをたくさんよせあつめて、ドーンと宣伝うってさ。ほんっとにつまんなかったです。それでも最後まで観たのは、シネスケでせめて採点だけでもしたかったからです。このテの映画はたいてい最後まで観られないので、採点もコメントもできなかったんです。コメントが多数寄せられている映画に、私も参加できてちょっとうれしいです。
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