[コメント] 0課の女 赤い手錠(1974/日)
面白い!アバンタイトルで既に胸をさらけ出すヒロイン杉本美樹。ラストまで、屋外シーン含めてずっと半裸のままの岸ひろみ。素晴らしい。いや主要キャスト全員がエロ・グロ・バイオレンスに最大限に貢献する。皆ナイスファイトだ。
画面造型も、効果的なエクストリームクローズアップ、影を活かしたローキーの室内、外連味あふれる色使い等、全編に亘ってアイキャッチするのだが、中でも三原葉子のバーでの一連のシーケンスがよく出来ている。影の多用や色彩の様式性も本作の美点を凝縮しているし、何より三原葉子がファイト溢れる過剰な演技で感動的だ。
中盤以降、郷えい治と室田日出男の二人が矢鱈目立ち、主人公である杉本美樹は目立たなくなってしまう。或いは、本作の真の主人公は郷である、という見方が素直な見方だともいえる。ただし、子供時代のフラッシュバック(スチール写真)は、ちょっと感傷的過ぎるか。
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