野暮を承知でアラを探せばいくらでも出てきます。詰めの甘いシナリオ、すっげえいい加減なしまりのない編集、安易なファザコンネタ、終わってる脇役陣、などなど。

アンジェリーナ・ジョリーの「乳」は、はたしてそれらのアラを補ってなお余りある魅力を勝ちえただろうか。もちろん、そういう設定上のアラは抜きにして、四の五の理屈は言わず、CG＆ワイヤー使いまくりの痛快なアクションとアンジェリーナ姉ちゃんの揺れるオッパイが楽しめりゃいいじゃん！というのはよくわかる。わかるんだけど、たとえば『チャーリーズ・エンジェル』という映画だって、「楽しめりゃいい映画」だったけど、それでも土台となる部分はシッカリ作られてたぞ。決して3人のエンジェルに「オンブに抱っこだけ」の映画ではなかったぞ。

まあ、どうせアンジェリーナに「オンブに抱っこ」でもいいってんなら、もっと徹底させるべきだ。ということでやっぱり、ボンデージのアンジェリーナでプレイ（再生）できる「コスプレモード」特典つきの特別版DVDの発売を希望する。（←単にこれが言いたいだけ）。あの変なアシュラマンみたいなのを動かせるぐらいのCG技術があれば可能だろ。ということで頼んだぜカプコン。ってそれは『バイオハザード』じゃねえか！