すごくしっかりした映画だった。人種差別に対するやるせなさも後に残るの

にそれ以上の爽快感と高揚感に満たされてすごく幸せな気分になった。窪

塚洋介はきっと勘違いしてるのだろう（パンフレットのコメントを読んで

も）。でもそれがこの映画の強い力になっているし柴咲コウの初々しさ

もそうだ。それを最初から分かって全て飲み込んだ演出と脚本が素晴らし

い。途中何度か繰り返される「これは僕の恋愛に関する物語だ。」という言

葉も効いているし個人的には落ちこぼれの警官との橋での会話のシーンとそ

の警官が萩原聖人だったとこが好きでした。最後に雪が降った時は

ちょっと引いたけど柴咲コウの「最悪〜。」で救われた。