[コメント] 息子の部屋(2001/仏=伊)
残された家族の悲しみは、何か特別なことが起こらなければ癒えないという訳ではない。というよりも、彼らは特別なことなどなくとも、癒えなければならないのだ。そんなことをこの映画を見てヒシヒシと感じた。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ラストの、息子の恋人の登場には光るものを感じた。彼女にはすでに新しい男ができており、世界は息子がいなくとも正常に回っているのだ。 それを自覚した家族が、再生への新たな一歩を踏み出すというのは、悲しく切ないようで、暖かい。
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