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[コメント] 息子の部屋(2001/仏=伊)

残された家族の悲しみは、何か特別なことが起こらなければ癒えないという訳ではない。というよりも、彼らは特別なことなどなくとも、癒えなければならないのだ。そんなことをこの映画を見てヒシヒシと感じた。
かねぼう

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ラストの、息子の恋人の登場には光るものを感じた。彼女にはすでに新しい男ができており、世界は息子がいなくとも正常に回っているのだ。 それを自覚した家族が、再生への新たな一歩を踏み出すというのは、悲しく切ないようで、暖かい。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)tredair[*] けにろん[*]

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