[コメント] ロード・オブ・ザ・リング(2001/米=ニュージーランド)
Special Extended EditionのDVDを見て4から5に評価を上げた、なんて邪道だといわれるかも知れませんが・・・偉業を成し遂げた監督・制作スタッフ・キャストなどこの映画を生み出した全ての人に敬意を表し、次作・次々作への期待をこめて。
映画の夢が凝縮された作品といってよいでしょう。ひとつの映画(3部作まとめてひとつの物語として)を生み出すのに携わった人の数というものを比較できるとすれば、この映画こそ間違いなく一番ではないかとおもえます。
第1部ではアカデミー作品賞を取れなかったわけですが、よくよく考えたらアカデミー賞とか、そういう人間世界の基準によって測れるスケールではないのではないか、もちろん賞を取れるに越したことはないのでしょうけれど、そもそも賞を取るために作っているわけではないのですね。スタッフか役者のだれかが言ってましたけど、だれもが情熱をもって取り組み役者ですらスタッフの手伝いをした巨大な学生映画のようだと。映画史上の金字塔となることでしょう。
ただ、どなたかも書いておられましたが、私は本当にこの映画に「心酔した」といっていいほどのめりこんでしまいましたけど、私の友人は「難しい」といっていました。その点ではハリーポッターシリーズのほうが一般受けするのでしょうね。それは否定しません。
でも、この物語が描いている世界は、確かに古代の、いろいろ難しい言葉やしきたりや概念が出てきますけど、そこに描かれている人々(エルフ、ホビットその他の種族全てを含めて)の勇気は普遍的なものとおもえます。そしてそれを、見事に映像化された監督はじめこの映画に携わる全ての人々に敬意を表します。
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