[コメント] タワーリング・インフェルノ(1974/米)
このころ既に偽装建築というものがあって、さらには、それによって引き起こされる大惨事を映像化していたという事実。なのに同じような事件は後を絶たず、日本も例外ではない。全く人間とは学習しない生き物だ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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久し振りの再見。インテリのポール・ニューマン、ワイルドなスティーヴ・マックィーンというキャラ分けが素晴らしく、あっと言う間の3時間弱だった。
最初の小さな火災が、あれよあれよといううちに大惨事に至り、目が離せない。出演しているスターそれぞれが良い演技を見せているが、中でも偽装建築の指示を出していたオーナーの娘婿の憎たらしさといったら、哀れな死に方に溜飲が下がったほどだ。
それにしても、あの大惨事を引き起こしたのも人間なら、火事を鎮火させたのも人間だ。「ああしたらどうだ、こうしたらどうだ」と知恵を出し合う様子に、人間の持つ能力の素晴らしさを思った。能力もあるけれど、学習もしない、人間とはなんと可笑しな生き物なのか。
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