[コメント] キリング・ミー・ソフトリー(2002/英)
こういうのをエロティックサスペンスと呼ぶのかぁ、と納得。でも恋と結婚とはちがうよ、というテーマなのかと思ってしまった。
ジョセフ・ファインズいいですね〜、こういう陰のある役はまっちゃいますね。「一途」な役が多いのではないですか?『スターリングラード』もそうでしたけど、この暗いところが魅力なんですよねー。情事のあとの「君が決めることだ」に至っては、渋すぎる!次はもっと明るいキャラクタを演じる彼を見てみたいですね。
映画全体としては、私たちの日常でも起こりそうで起こらない(ほぼ絶対に起こらない、でも起こってもおかしくない)事件を描いていると感じたのですが、だれもがあこがれる突然の運命の人との出会いをサスペンス仕立てにしちゃったところはなかなかイケルと思いました。ただのラブラブでは、私だったら途中で飽きてしまう・・・。
まぁヘザー・グラハム演じるヒロインとしてはつらいところですね。「そんなのダンナを信じてやれよ」って気持ちもありますけど、やっぱりある程度の時間を共有した「歴史」が二人の間にないと、ここ一番、ってところで「この人本当はいったいどういう人なんだろう」って思ってしまうのが人情ですよね。
ただ、「あなたの過去をもっと知りたいの、そうすればもっと愛せる」といってますが、私としてはそれはハテナなところもありますなー。だって何か知られたくない過去があったとして、でもこれから一緒に生きていこうという人がいて、断ち切って未来に生きたいのに過去のことにこだわられたら嫌だとまではいかなくても「なぜ、今二人は幸せなのに・・」と思うよね。だからどっちもどっちなんですけどね。
でもそこまで深いものが、ラストシーンでもちょっと感じられなくって、残念でした。マル。
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