[コメント] クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦(2002/日)
毒気と社会性はやや後退して、爽やかで気持ちのいいお話になった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
随分と背景の絵が丁寧になり、野原一家のイビツな顔形が目立つようになったというか、若干浮いてる。ゲストキャラは比較的まともな顔になっている。また、ストーリーも洗練されたものになっているし、時代考証も嘘か真かはともかく良く勉強したんだろうなという感じ。
要するにあの野原家のキャラクターには必然性はかなりなくなっている。あのキャラクターデザインは、ふざけたストーリー、微妙に手抜きの作画などなどと切り離せないものであったはず。その意味で今回の作品には違和感を感じた。
早い話がシリーズに独特の味というか面白みが希薄になってしまったということでもあるね。
それでも五点なのは、廉姫とオマタのオジサンが素敵だったから。このように気持ちのいい人達が実在したのかどうかはともかく、「こんな人達がいたのかなあ」と空を見上げてしまった。けっこう僕も影響されやすい人間なのだ。そしてある意味古典的なロマンスにもウッカリ涙をこぼしてしまう始末。これは五点つけるほかないでしょ。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (8 人) | [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。