[コメント] 突入せよ! 「あさま山荘」事件(2002/日)
事件は会議室で起こってるんだー!!っておい!社会派でもなんでもない娯楽作の仕上がりにショック!!
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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結局、佐々氏だけをヒーローに仕立てただけの映画。「現場を描きたかった」って、ひたすら長野県警をちゃかしてるだけで、最前線なんか描ききれてない。初期の会議のシーンはそれでもいいかもしれない。しかし突入に向けて徐々に緊迫していく雰囲気も作れず、えんえん小ネタばかりじゃ…。殉職シーンなんか印象にも残らないようなあっさり仕立て。部隊の混乱も単純な工夫のない描き方。見せ場の突入もあっさりで、アホ丸出しの音楽が流れて…。最後は無駄なシーンをダラダラとしてもう興醒め。結局、威嚇射撃しかできず大盾だけで犯人に向かっていかねばならない、機動隊員の心境なんかさっぱり分からず…。緊張感があるはずのシーンにいらない音楽が…。まーったくマッチせず浮きまくり、タイミングも間抜け。この辺はハリウッドを参考にして欲しい。それにしても役所広司の後ろを飛びまわる監督の息子、遊人の演技は緊張感を削ぐだけのミスキャストだ。原作読んで期待してただけにマイナス大きい。
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