ローリーが出てきた部分は狙いなのかもしれないが，あそこでストーリに対する緊張感が無くなった。もったいない。

それとガキが言う「あなたとあなたとの関係は」。石橋，まさかそんな頭でっかちのガキの戯言に心をうごかさないよなと思っていた途端，あのシーン。「Tokyo Cityは風だらけ」が泣く。

30年，40年生きていたら自分なりの哲学を持っていて「しょんべんたれが，何を言ってやがるんだ」と逆に怒りが沸いてくるのだと思うのだけれど。現実を生き抜いてきているおっさん達は，若い衆が思っているほど自分に自信がないわけではない。