[コメント] 越前竹人形(1963/日)
してはいけない口づけ。
それは昔のなじみ客・西村晃に無理無体に唇を奪われる場面。身体では拒絶しているのに、心のどこかでつい受け入れてしまう微妙なおんなごころがかいま見える。ほんの一瞬交わされただけなのに、玉枝の喜助への思いや寂しさ、その後の運命などのすべてを雄弁に物語っている。今まで観たどの映画よりも、どきどきした。
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