[コメント] バイオハザード(2002/英=独=米)
だいいち、ゾンビがわさわさ襲って来るゲームだって事すらよく知らなかったもんで。正直、しばらくしてからゾンビー登場で、「あ、そーゆー話だったんだ」とか思ったレベルだったりなんかする。
ゾンビは人間の肉を喰う。「それが人間の欲求行動で1番強いものだからよ」確か、こんな理由付けを語っていたと思った。…なんか、まんまだね。まさにゾンビの王道。でも、肉じゃなくて、単に「性欲が異常に高められちゃったのよ」にした方が、淫靡なミラも見れるし観客(一部)ももっと満足できたと思うな。ほら、映画だと1つの行動のミスがバッドエンディングになるなんて有り得ないわけで、そこからして緊張感が無いわけよ。ゲームと大きく違う点の一つだね。つまり、映画は15分で終わらないってこった。2時間ぐらい緊張を保たせるには、「死の淵」をちらつかせたって絶対死なない主役よりは「精神的な死」がまってるかもっていうオチに持っていくべきか、と。というワケで肉じゃなくて性が必要なのだ(強引)。
ゾンビに犯されそうになって必死で逃げるミラ。執拗に追うゾンビ。特殊部隊のメンバーも、一人、また一人と犯されて、果てしない快楽の道具に成り下がって、もう人間とは思えないぐらいに野生動物のように墜ちてゆく仲間達。その姿を見たミラは、ちょっと羨ましいながらも(ホントかよ!)人間の尊厳を守ろうと必死にゾンビのモノを蹴り上げ握りつぶしと逃げに逃げる。当然、服は破かれ下着は剥ぎ取られ(ブーツは脱がない)どんどん追い込まれていくのだ。…と、ここで観客はいつのまにか自分がゾンビの立場になっている事に気がつくわけだよ。これこそ、客が望むミラ・ジョボ補完大作戦。ほら、こうすれば最後にミラの濡場が来ないと立ったモンもしまえないってもんだ(違)。なんとか逃げ出して外に出たとしたって、全人類がすんごい事になってましたーみたいなオチでも許す。
まったくバイオ・ハザードではなくなってるのが玉にキズだね。といっても『ファイナルファンタジー』の例もあるしな。
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