酔っ払ってゲロを吐く彼女の演技の濃さがものすごい。ま、それでもカワイイから許そう。だいいち、ゲロを吐いたから嫌いになるなんて、オノレは小学生か！って、誰も言ってねーか。お話的には軽くて、判りやすくて、ちょっと寒くて、たまに可笑しくて。ま、テンポがいいとは言えない（特に前半戦）が、充分にカワイイんで許す＜結局これよ。おぶった時の大きいお尻がキーポイントだね。この娘はスカートよりもパンツルックが似合う。そんなはちゃめちゃ彼女も後半はあまりにも「普通な彼女」なんで、バランス悪くないか？とも思ったが、やっぱりカワイイんで許す。オチも判りやすくベタではあるが、このベタさにツッコミを入れるようなヤボは言いたくない。何事もカワイイんで許す＜おばさんがじゃない。←ヤボだ。

とにかく、彼女の魅力を第一に考えて、彼女の為に撮った映画なのは確かなんだが、キョヌくんのほのぼのさの方が終いには可愛く見えてしまう。特に前半のキョヌくんはかなり滑っていたし、「おいおい、そのへたな「痛いよ、ママン！」的な表情はなんぞ！」と思ったが、後半にそれは演技してた演技だったとわかるわけで、というか、前半の彼女の猟奇的なモノも、ある意味、演技だったと考えれば、前半戦は二人して「オママゴトかよ！」的なモノだった、と。それでも、彼も彼女もカワイイから許す＜おばさんがじゃない。←ヤボだ。