[コメント] ボーン・アイデンティティ(2002/米)
人知を超えるのではなく、その限りを尽くして闘い、自分探しまでこなすヒーロー像。マット・デイモンと肉弾アクションという意外性も。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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彼の持つ能力そのものが、彼という人物を規定している。そしてその能力ゆえに、彼は追われる身なのだ。それでも生き延びるには、その能力こそが役に立つー。この反発と求心の構図が、本作のエンジンであり核心だ。
もっとも、作を重ねるにつれ、ボーンはスーパー(万能)ヒーロー化していく。映画は興行なのだ。だからこそ、1作目の本作の、一般人へと戻る結末が貴重と思う。
85/100(21/6/12記)
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