[コメント] 青の炎(2003/日)
全体が青の色調に統一された透明感ある映像は、少年の内面で渦巻く感情の荒々しさと、すべてを見通したような静謐な心根、が感じられた。二宮和也は、非常にいい演技を見せていたが、少年が曽根を殺す、という最後の手段にまで至った動機が弱い気がした。もっと、少年の内面心理をじっくり描きこめば、傑作になっただろう。松浦亜弥もしっかりした存在感を示し、特に最後の表情は複雑な感情が込められ、心打たれた。
(ことは)
投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。