[コメント] 呪怨(2002/日)
怖くない。稲川淳二の話のほうが全然怖い。しょせん『リング』の亜流。
あんまり真剣に見てなかったんだが、時間軸をズラすテクニックを使ってたと思うがあんまり計算されていないように感じた。
こういう話の脚本を書く人なり、監督なり、演出をする人なり「霊感」持ってる人なの?と疑って見てしまう(私、霊感あるんで)。確かに人にとりついて回る幽霊というのはいるが基本プロットとしてあの家に(一定の場所) に留まる自縛霊というはずなのに(ホントの幽霊もそうだが)あんなに無節操にどこにでも現れると逆に怖くなくなるというのを脚本家もわかってないな。 「 幽霊=呪い=殺される」という幼稚なイメージで「ただ、ただ観客を怖がらせればそれでよい」という「おばけ屋敷方式」の映画には見終わった後もいや見ている最中にも何も残らない。
こういう映画を作る人は『ポルターガイスト』や『エクソシスト』から学ぶビックリさせる(音響とかで)怖さよりも ヒッチコックの『サイコ』や『何がジェーンに起こったか?』からジワジワ追い込まれる怖さを学んだ方がいいぞマジで。
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