[コメント] 壬生義士伝(2002/日)
泣かせてもらって、おもさげながんす。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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◆”義に生き、義に死す”侍の生きざま。じゃあ義ってなに?と問われたら。その回答のひとつがこの映画かも。ワタシ自身は重度脳天気者なので、そんな生き方は無理だなぁと思うけれど、いかんともしがたい時代の流れにもまれながら、それでも己の義を貫く貫一郎。隊士仲間から守銭奴と蔑まれてなお、金(家族を守ること)にこだわり続ける貫一郎には、同じ父親の端くれとして共感せざるを得ない。
◆現在('04)NHKでオンエア中の新撰組とキャストが何人かカブっていてちょっと可笑しい。「おろ、芹沢鴨が斉藤一に?!」「山並さんが沖田総司やってる〜、ニヤニヤしてる〜」。とはいえ、出演者一同さすがの存在感。あ、神田山陽ハケーン。新撰組と言えば例のあさぎ色の陣羽織をイメージするけど、この映画のそれはちょっと変わってて面白い。よりならず者感がでていて、尊皇攘夷というより、徳川原理主義者のテロリスト集団というもう一つの面をよく表していたと思う。
◆もう終わりだろうと思っていると、あれ?まだ終わらない。泣かせの演出がちとくどい長ゼリフも、「さぁ今日は思う存分泣かせてもらいましょう!」と意気込む向きにはちょうどいいのかも。
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