[コメント] クイック&デッド(1995/米)
最後にバカは勝つ
その名も『The Quick and the Dead』(速さと死=早撃ち)!!!
もうこのタイトルだけで、なんの「内容」も「中身」もない映画だとすぐわかってしまうのがスゴイ。そして、ホントにただの早撃ちトーナメントしかない映画というのが、またスゴイ。そしてそして、殺し合うのがシャロン・ストーン、ジーン・ハックマン、ラッセル・クロウ、レオナルド・ディカプリオ、ゲイリー・シニーズという豪華絢爛&酒池肉林の俳優陣!!!(ジーン・ハックマンなんて、‘最後の西部劇’=『許されざる者』のクソ保安官に匹敵するクソぶり)。
もうはっきり言ってしまえば、これはサム・ライミがセレブリティ(有名人)に殺し合いをさせたかっただけの映画なのだけれど(たぶん)、もちろん僕は、そのバカさ加減に心底共感&震撼する。
自分がバカであることを知らないバカにはなりたくない―以前からずっとそう思ってきた。そしてサム・ライミは今、「自分がバカであることをいちばんわかってる」バカな映画監督だと思う。
でも、きっと最後に笑うのはサム・ライミなのだ。えっへん!
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