[コメント] 半落ち(2004/日)
罪の重さが、人をいかに強く愛したかの証になる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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梶被告の罪は十分酌量の余地はある。
そのための、ナゾの2日間の行動を法廷で明かすことは、通常なら、当たり前。
なのに、意固地にウソをつき通す梶の気持ちがわからないでいました。
しかし、最後まで見て、はっとしました。
最愛の妻の命を自ら断って、一緒に死のうとした自分は死にきれなかった。その償いのため、彼は罪の免除はおろか、できるだけ重い罪が下されることを望んでいたのではないか、と。
情状酌量されることこそ、妻への裏切りであり、偽りの愛の証拠ではなかったか。
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