[コメント] ときめきに死す(1984/日)
決行までの無為の時間を無為だと開き直ることで見えてくる地平がある筈だが、森田の施す多様なギミックが上滑りして底浅のハッタリを露呈させる。沢田の80年代の無機性に対する杉浦の70年代的泥臭さ。その相剋に期待したが噛み合わないまま。
(けにろん)
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