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[コメント] 少年メリケンサック(2008/日)

ああ、あれを「メリケンサック」って言うんですねぇ。知りませんでした。
chokobo

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







宮藤官九郎さんという人は凄い人なんですね。この作品を見てとても驚きました。すごい才能です。

脚本家としての才能がとにかく凄い。具体的には『GO』(これ脚本家デビューだったんですね)とか『69 sixty nine』。こちらはその後『フラガール』で賞を総なめした李相日監督作品です。これまた面白かった。うちのママが大好きな妻夫木聡もかっこよかったですね。で、前作『舞妓Haaaan!!!』ですが、これも大笑いしてしまいました。スゴイ映画。そんな印象ですね。

監督作品はこれが2作目だと聞きますが、まぁよくぞここまで色々な人の印象を思いきり崩すことができたものだと感心してしまいました。

”パンク”という、今や忘れられた死語となったジャンルを復活させ、その中に貫くことの難しさと感動を与えてくれますね。

兄弟の関係についての微妙な関係も見せつけてくれていますね。我が家にも男兄弟がいるんですが、どこかで一触即発な危険な関係があります。その反面、理屈抜きで信頼しあえる関係ですね。本作でも全く似ていない男兄弟がぶつかるんですね、とても納得できる関係を描いていましたね。

ニューヨークマラソン = 農薬飲ませろ

とは、良く考えましたね。

スターリンの遠藤ミチロウさんが一瞬スナップで出てきたときは、ウルッときました。わたくし、実は学生の時、パンクの友達と臨時でバンドをやっていまして、その時とても真面目に(?)パンクに打ち込んだんですね。貫くというのは、頭で考えることではなく、気持ちで突っ走ることなんですよね。なので、この映画の臨場感は十分伝わりました。

私の青春と死んでしまったジャンルの復活に感動を与えていただきました。

2009/02/14

彼氏のマーくんの歌を聴いて耐えられなくなって、ビールを買いに行って、ポケットから500円だま(おならをしたら500円)がジャラジャラ出てきて、それを見て思わずその場から立ち去るシーンがありますよね。

あのシーンがいいですね。

人生の転機ってあるんですね。

でもって、ソロの彼氏とバンドのメリケンサックが対比されてゆくシーンが印象的でいいですね。

2009/10/12

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)tkcrows[*] おーい粗茶[*]

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