デンゼル・ワシントンの演技が巧いのは、ある程度わかってるので、

この作品の彼には、さほど驚く事は無かった....が、確かに素晴らしい演技。

むしろ新人刑事ジェイクを演じたイーサン・ホークの方が非常に良かった。

彼がここまで熱のこもった芝居を披露してくれるとは思ってもみなかったので、

すごく驚いた、でも彼は助演じゃなくて主演だと思うが...。

アロンゾにハメられ、マフィア共の家のバスタブで脅されるシーンでの、彼の必死

の抵抗がスゴイ迫力かつ生々しくて、「どうなる？どうなる？」と、ホントに

ドキドキした。緊張感が最高潮に達したシーンでしょう。

その後、バスでアロンゾ宅へ向かう時の彼の目つきがまたスゴイよ。

序盤のジェイクとはまるで別人のような、ギラギラしたあの目。

そしてラスト、ハードすぎるトレーニング・デイを終え、帰宅したジェイクの

疲れ切った、その何とも言えない表情...素晴らしかった。

見終わった後は、完全にイーサン・ホークの虜になってました（笑）。

自分だったら絶対にアロンゾ側に落ちてたと思う。

あんなトレーニング・デイを乗り越える力も勇気も自信も無い。

だからこそジェイクの行動に憧れ、それを見事に演じたイーサンにも憧れた。

イーサン万歳！マジで惚れたぜ。(*^^*)