[コメント] 十九歳の地図(1979/日)
柳町が中上原作で鮮やかにある時代の鬱屈を切り取った傑作。
同時代に10代から20代への変り目を迎えた人間には当時の「情況」が心に沁みる映画。 本間優二の追い詰められた生き方は、根岸の「狂った果実」に引き継がれ蟹江敬三の行き場のない世界は、同じく根岸の「遠雷」につながる。 中上健次の精神を最もよく映像化した作品として記憶される。 とにかく板橋文夫を音楽に採用しただけでも、俺の保存版。
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