[コメント] ペイ・フォワード 可能の王国(2000/米)
ペイ・フォワードはネタの一つ。トラウマ中年教師の愛の物語としてみた。だけど→
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ケビン・スペーシーもヘレン・ハントもハ−レイ君もボンジョビさえも、皆上品すぎる。すさんだ感じがない。父親にガソソリンかけられた人はああじゃない、と思う。アル中の主婦だってああじゃない(だろう)。その息子はもう少しわけわかんない感じがあるんじゃないか。ヤク中の夫だってすっきりアメリカ好青年に見えたりする。だから、これはファンタジーなんだ、と思った。ケビン・スペーシーに感情移入しかけたが(玄関でキスして離れて車に乗って帰ってしまうところとか)、自分のトラウマ告白はちょっと違うだろうと思った。
善意のネズミ講がファンタジーとして成立するためには、ハーレイ君は死ななくてはならない、という物語上の要請があったんだと思う。そうしないと、アメリカでは支持されにくい。いくら夢物語だって、あれでうまくいったんじゃ、リアリティなさ過ぎる。それぐらいシビアだと思う。アメリカでは。
それでシックスセンスにつながるのか、などとヨタ入れたくなってしまいました。 私だって善意の連鎖反応は信じたい気持ちはある。残念な思いを抱きつつ☆3つ。
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