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[コメント] ブロードウェイと銃弾(1994/米)

本当に才能がある人って、大抵、己の真価に気づいていない。なんて残酷なんだ!
ユリノキマリ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







ジェニファー・テイリーを消そうとするチャズ・パルミンテリを見ていて、何故に天才的芸術家には奇人変人が多いのかがわかった気がしました。そういう人たちって、本当の本当に「天然」なんですね。才能の上にあぐらをかいて、何をやっても許されると思っているわけではなくて(「それは本当の天才的芸術家ではない」と呼ぶ者あり)。

それだけに、やっぱり怖いし悲しい。私にとっては十分「天才」であるウディ・アレンも、この映画においては、「自分」をジョン・キューザック演じるデイヴィッドに仮託したのかな?なんて思いました。アレンって、善良な一市民としての生活を、とっても大事にしていそうだから(それでいて「天然」だったりして)。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)甘崎庵[*] ぽんしゅう[*] ころ阿弥[*]

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