[コメント] 冷静と情熱のあいだ(2001/日)
三回泣きました。泣かされっぱなし。友達に見られ赤面
物足りない部分を挙げたらきりがない。あおいの感情の揺れが表現されてないし、順正の手紙も意味不明。小説と似た設定をなぞりながら違う物語として形づくられている。小説と同じ設定だと思い込んで観に行く人は面白くないと思う。あおいは香港からの留学生でイタリアで育ったのではないこと。崇はあおいの幼馴染ではないこと。
感情の解放は10年間一度も会うことがないからこそ起こると思うのに、あおいに会いに行ってしまう順正。これでは揺れる感情の中で待っていた約束の大事さが伝わらない。
でも、崇は同じような設定の中にありながらまったく映画独自のキャラとして表現されていて好き。やるね。ユースケ・サンタマリア。 ラストシーンに至る流れも映画のオリジナル。でも映画としては逆にこの流れのほうがよかったのではないか、と思う。
普通の映画として観たら面白いのかどうかわからないけど、僕は小説「冷静と情熱のあいだ」が大好きだし、映画のオリジナルストーリーも好き。とにかく好きなものは好き。クラシックと純愛に弱い僕。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (5 人) | [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。