[コメント] ロッタちゃん・はじめてのおつかい(1993/スウェーデン)
私にとっては「良い映画」すぎて困ってしまう。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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主演のロッタちゃんは可愛いし、話も幸せなあたたかいエピソード、出てくる人もほとんどいい人。本当に「良い映画」、文部省推薦も納得してしまいます。ただ私にとっては「良い映画」は「いい映画」ではなく、ときには「どうでもいい映画」になってしまいます。
しかしこの映画でゆういつの救いはツリーを運搬していた運転手です。彼だけが少し現実的でした。ロッタちゃんに本当の現実を見せます。お父さんもお母さんも兄弟も隣のおばさんも皆「やさしさ」で彼女に現実を見せませんでした。クリスマスにロッタちゃんの家にはツリーがなく皆が困っていたとき偶然見つけたツリーを運んでいるトラック、彼女は売って欲しいと頼むが運転手は子供がお金を払えるわけないし、町に行けばもっと高く売れる、そして仕事で運んでいるという現実的な考えで彼女を追い払う。トラックは走り去る。この時のロッタちゃんの目、ゆういつ現実を見た目をしていました。私も映画を見ながら可哀想にと思いましたがこのようなシーンがあっていいと思いました。しかしなんとトラックからツリーが偶然に落ちたのです。彼女はそれを拾い家に持って帰りました。もしかして運転手もいい人だったかもしれません。わざと落としたかも・・。
全部「いい人」だと本当に困ってしまう。
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