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[コメント] 坂道のアポロン(2017/日)

原作ファンからすると・・・エピソードの積み上げが足りない!納得できないエピソードがある!音楽も足りないだろう!!・・・歯がゆい私の気持ちを救ったのは、中川大志。(原作のネタバレ含む→)
カルヤ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







・不満その1、仙太郎、薫、淳兄、律子の父のジャズ愛が足りない

仙太郎のドラム愛は感じたが、みんなのジャズ愛が足りない。ダイジェストで良いので、みんなが楽しそうに地下室で演奏しているシーンがもっともっと欲しかった。

・不満その2、淳兄と百合香

まず、“可愛い系”真野恵里菜では百合香は難しかった。橋本愛あたりが良かったな・・・。ディーン・フジオカも配役を聞いたときは百点だ!と思ったが、それほど印象に残らず。(歌声もアニメ版に負けてたし・・・)

そして淳兄と百合香の関係に生々しさが足りない。よって、その後の仙太郎の荒れっぷりもますます幼く見えるだけ。ついでに仙太郎が絵のモデルになるのも、タイトルの意味を説明するだけの取ってつけた感が強い(大学に戻るつもりもない百合香が何故嬉々としてデッサンを?)。

・不満その3、仙太郎が事故で怪我を負わせたのが、律子

原作では、やっと父と分かり合えた仙太郎が、その直後に妹に怪我させてしまったからこそ姿を消すのだ。律子だったとしても大変な事態ではあるが、律子の父と仙太郎はずっと良好な関係であり、失踪する理由としては少し弱いだろう。更に映画では、仙太郎は薫の胸で泣けたおかげで少しは救われたはずなのに。

この3つめだけは全然納得いかない。上映時間をあと10分長くしても、仙太郎と父とのエピソードは描くべきだった(野間口徹がもったいない!)。☆2にしようかと思ったぐらいだが、それを止めてくれたのは仙太郎=中川大志である。

彼が仙太郎を演じると聞いたときは、まあハーフにギリ見えるかな、でもガタイがいまひとつ・・・と思っていたのだが、(小柄な知念侑李のおかげもあって)どこからどう見ても仙太郎だった!!特にドラムを叩くときの表情や躍動感!!上述した通りドラムへの愛情が溢れていた。

少女漫画の実写化は基本期待しないことにしているのだが、本作は初めてというぐらい楽しみだった。色々文句も挙げたが、全体的には良い作品だと思う。知念侑李と小松菜奈も良かったし、文化祭での演奏も名場面に仕上がっていた。

でもだからこそ!もっとできたと思うからこそ、歯がゆい思いが拭えず、評価は☆3止まりである。

最後に。

皆さん、原作読んでください!アニメも良いみたいです!(私は見てないのですが、YouTubeで文化祭のシーンと淳兄が歌うシーンは何度も見てしまっています)

ちなみに原作者小玉ユキさんのこの次の「月影ベイベ」も傑作であり、うまく実写化すれば名作になる作品である。ただし主人公の女の子には確実に演技力が必要な上、踊れなくてはならない。・・・やはり小松菜奈?

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)水那岐[*]

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