つまらないなあ！

映画が、ではなく、「死なないために生きる」ってスタンスがねー。

彼らが、何のために生きていたいのかが全然見えてこなくてまいった。「死ぬのがイヤだから死なないようにする」って、「生きている」とはいえないんじゃないか？万全の防御策をとって、誰にも会わず、部屋に閉じこもって、死を回避し続けながら100歳まで生きました、なんて楽しい人生なんだろうか。

どう頑張ったって、人は死ぬ。いくつまで生きれば満足なのか？死んでいなければ、それだけでいいのか？君の人生は。

ま、要はコレも、最近とみに増加している「プレイヤーが何もさせてもらえないゲーム的映画」としてみればいいんだろうけど。主人公以下7名、ゲームボード上の駒として以上の感情移入は無理ということね。（感情移入のしようがないペラペラに薄い人物描写だし）

でもなぁ。感情移入できないってことは、手に汗も握られないちゅうことだよなァ。ただただぼーっときゃあきゃあわあわあを眺めつづける。アンド、メリケンの死生観とのギャップの相乗作用で、わたし撃沈。

せめて主人公が、「俺は命ある限り、決して死なね〜！！」とか絶叫してくれたらもう1、2点差し上げたのにィ。