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[コメント] ピアノ・レッスン(1993/豪=ニュージーランド=仏)

行間を読む〜この映画に即していえば、鍵盤の間を読む〜ってことなんだろうけれども、この過酷な運命の海に投げ出された子持ち女性の好みなんて、独身男子の僕には難しくてわかりませんわ。
chilidog

過酷な運命の海に投げ出されたエイダ。よく知りもしないダンナがすきじゃないのは分かるとしても、ピアノを盾にいろんな事を要求する間男さんについに心奪われてしまう 、そのあたりがいまいちピンとこない。よっぽど凄かったのか(笑)、心の隙間を埋めることができたのか、その辺りを下世話にせず行間を読ませる上品な描き方が、どうも僕には分かりませんわ。そのくせ幼子にあんな事やこんな事見せてるけど。

波打ち際に残されたピアノ、妻の裏切りに逆上し青空の下坂道を斧を手に駆け下りる旦那、泥の雨の中に崩れ落ちる妻、沈み行くピアノ…スチュアート・ドライバラの絵とマイケル・ナイマンの音の奏でるハーモニーで魅せている。これがスタジオのビデオ撮影だったら昼ドラになり、衝撃のシーンで顔のズームインならインド映画になるんでしょうね…。

余談ですが、声の出ない方々にも「おしゃべり」は、いるようですよ…。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ゑぎ[*]

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