[コメント] 青空のゆくえ(2005/日)
思春期なんて言葉は現代でもあるかどうか知らないが、15歳という不安定な時期での一人の男の子の海外転校から起こる心の動きを緻密に暖かく描いている。
長澤雅彦は「ココニイルコト」「ソウル」「卒業」と本作にかけてテーマは一本筋が通っている。人間、生きることにおいて小さくてもいいけれど本当の愛が必要なんだということを言って来ている。
あまりに美しいので、それはピュアという言葉に表現できるほどの感動さえ感じるものとなっている。
本作でも、別に泣くようなところはないのだけれど、みんなの心の動きが素晴らしくじわっと泣いてしまっている自分に気づくことが多かった。
随分僕とは年齢が違っている登場人物たちだが、僕でも感情移入できるほどピュアな気持ちになれました。こういう作品は大好きです。
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