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[コメント] 友へ チング(2001/韓国)

「チング」・・・一文字かえると下ネタに変わる言葉。としか考えてなかったドアホな自分が情けない(苦笑) 2002年4月21日
ねこすけ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







いや、泣きましたよ。泣いた泣いた。号泣ですよ。劇中二度もないてしまいましたよ。

最近こんなに泣けた映画ってひさびさなんだわー。。あっ『モンスターズ・インク』でも泣いたっけ?(笑)いやーもー、エンドロールまで涙ボロボロ。ようやく涙が止まって、落ち着いたのは幕が下りたとき。いやいや、ホント、泣いちゃったよ。

前半での少年期の無邪気さ、そして中学で別れて、高校で・・・。いやぁ、韓国の昔の高校ってあんな体罰(?)ばっかだったんでしょうかぁ・・。それとも日本でもあんなの当たり前?今の子供は甘やかされてますねぇ(自分も子供だ/笑)

けど、高校で復学祝いに「映画見に行こう」って行って劇場に張ってあるポスターが『ベン・ハー』・・・。何故?なぜ、『ベン・ハー』なの?(笑)しかもあれだけでっかく『ベン・ハー』貼ってあるのに見てる映画は全く違う映画(笑)

どうでもいいんだけどね(^^;

結局前半は結構「青春」として上手く描けてた気がするんだが、中盤がちとねぇ・・・。

中盤は完全に「あーこいつら対立するな」とか「ありがちだよー」って先読めたり、ありがちなストーリーに嫌気が差しそうだったんだけど、ラストであやつが30箇所刺されるシーン。

「もういいだろう・・、充分刺しただろ・・」って台詞・・・。もう泣いちゃいましたよ。なぜか知らんが泣いてしまったんですよ。

あれだけ中盤は「こりゃ☆3で決定だな」って思ってたかくくってたのに、結局話の展開も自分の読んだ通りになるのに、その話の裏に「チング」ってもんがあるんだから、ひきつけられるんだよ。

「見送りにいかないのか?」

この台詞一つで彼らの友情を大切に思う気持ち、そしてどれだけ裏の世界染まっても友情を捨てなかった・・・、彼らの「チング」ぶりに涙しながら、あの刺殺シーンで泣いちゃいました。

そしてラストの面会のシーン。ここではもう涙が止まらなかった。あれだけ裏の世界と「優等生」の友達の彼ら、あまりに遠くへ行き過ぎた二人の「チング」は面会する時に初めて素直な自分に戻って子供の頃に戻ってる姿に感涙。

「元気だったか?」「あぁ」

このぎこちない会話の裏にある、彼らの少年期からの深い友情を感じて泣けない奴は俺が肺をスウェーデン製のナイフで背中から達人っぽく刺殺してくれるわぁ〜!(笑)

あー泣いたんだよ!泣いたんだから泣いたんだよ!エンドロールの歌でも泣きっぱなし。

エンドロール直前、場面が少年期の彼らに戻り、海の上で4人が「泳ぎ」の話をしていて・・・

「俺たち遠くへきすぎたよ・・・早く戻ろう・・・」

そうなんだよ!お前ら遠すぎなんだよ!あの中学で4人は周りの環境に左右された青春を送り、そして高校で出会ったときは不良と優等生。そしてまた別れて大人になれば、大学生とヤクザ。お前ら遠くへ行きすぎなんだよ!

だけどどういう状況でも友情はあるんだなって思わせてくれる彼ら。

お前らの友情こそ、本当の友情だよ!「チング」・・・この言葉はとてつもなく深い

遠くへ行き過ぎなんだよ・・・早く戻って来いよ・・・。気付くのがあまりに遅すぎだよ・・。

畜生!ないちゃったよ!

この感想書いてる間も余韻に浸りまくりで今にも泣きそうだ!

前半は少年時代の素朴さ、そしてそれぞれの中学と高校での再会。そして大人になってそれぞれの道を行くチング達・・・。前半はえかったし、中盤はちょとだれたけど、後半巻き返してきて良かった・・。ただそんな単純なことじゃないんだ!

この映画は後半になるにつれ、少しずつ台詞に「深み」が増していくんだ!畜生!深いぜ、お前らチングだよ!

音楽・・・5☆☆☆☆☆(ラストでばっちり泣かせてくれる!) 映像・・・4☆☆☆☆ 友情・・・5☆☆☆☆☆ 

総合・・・5☆☆☆☆☆(ストーリー自体ありがちなのに、それでも彼らの「チング」ぶりに泣いてしまったんだから、五点なんだよ!ストーリー読めたとか、中盤があんまり面白くなくても五点なんだよ!ラストで完全に巻き返してくるから五点なんだよ!)

(評価:★5)

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