[コメント] ボーダー 二つの世界(2018/スウェーデン=デンマーク)
あると思います。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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イングマール・ベルイマンとかろくに観てないわたくしにとって、行ったことのない北欧にはボンヤリしたイメージしかなかったが、やはりフィクションがイメージを与えてくれる。大雑把に言えば左からノルウェー、スウェーデン、フィンランドだ。アイスランドは上で、デンマークはドイツの先っちょだ。
『トロール・ハンター』が描いたノルウェーは、岩と霧とトロールの国。『ヘヴィ・トリップ 俺たち崖っぷち北欧メタル!』が描いたフィンランドは、終末シンフォニックトナカイ粉砕反キリスト戦争推進メタルの国。そしてスウェーデンを代表するのがこの映画だ(ベルイマンは?)。オレの脳内北欧地図は、だいたい完成した。
前半はブサイクな風の谷のナウシカみたいな話かと思っていたら、興奮せざるを得ない秘密が明かされ、結局は多くのいい映画のように「君たちはどう生きるか」みたいな話になってゆく。いろいろ振り回された挙げ句に主人公ティーナが獲得した孤独は美しく尊いものだと思ったが、謎の国フィンランドから小包が届き、彼女の新しい人生が始まる。いい終わり方だけど、オレは孤独なままでもよかったんだけどな。
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