しかし今回つくづく思ったのは、前作の市川崑と高峰三枝子は、まさに神懸かっていたのだなぁ、という事。

松子役は他にも京マチ子、岡田茉莉子、栗原小巻、三田佳子と見たが、高峰三枝子が個人的に不動の一位だ。

でも、今回の富司純子も思ってたより良かった。特に後半。

まぁ、前作の役者（三条美紀、草笛光子、小沢栄太郎、坂口良子、三木のり平）が上手過ぎたから比べるのは可哀相だが、今回の役者もまぁ良い。

深田恭子が「昭和22年の那須の田舎町の旅館の女中役」なのに、あの細眉は余りに不自然だが。笑

松嶋菜々子も、自分の役割をキッチリこなしてて立派なもんだが、なんせトウが立ち過ぎ。どう考えても20代前半の女優が演る役だろ？綾瀬はるかとかじゃダメなの？

尾上菊之助もメイク濃過ぎ。舞台じゃないんだから。笑

我慢ならないのは三谷幸喜。なんか、この人って、どんどん嫌いになるわぁ。これでもかって位の素人演技（水野晴郎みたい）だし、余りにあざとくて本当に腹立つ。笑ってないのに、何故かニヤニヤしてるように見えるし。

9割方、前作と同じだが、ラストがちょっとだけ違う。市川崑監督のサービス精神というか、優しさに涙ｗ