タダ券の有効期限が６月いっぱいであることに6／29に気付き、その日に急遽観て参りました。興奮して足早に家に帰ると、ちょうどワールドカップの3位決定戦が終わったところでした。

私「ねえ、凄く面白い映画観ちゃった！」

母「あ、そ。韓国も凄かったわよ〜！！」

妹「最後に韓国が１点入れたところなんて感動しちゃったよ。何でこんな時に映画 観に行ってたの？」

私「・・・・・・。」

ワールドカップではなく少林サッカーを選んだことに後悔は（ほとんど）有りませんが、誰も映画の話に乗ってきてくれないのは悲しいものです。そこでシネスケに来てみると・・・まあ、なんとも熱いコメントの数々！こうやって映画の感動を共有できる人達がいるということは嬉しいものです。シネスケ万歳。

映画に話は戻ります。上映中ほとんど笑って観ていましたが、一ヶ所つい真面目に泣いてしまった場面があります。それは不細工なヒロインが更なるブスメイクをしたシーン。男どもが彼女を笑い者にしていましたが、この手の弱者を嘲笑うやり方は大嫌いなので不快感を覚えました。

しかし直後にヒロインが言った言葉が、確か「私はキレイ」。そして同情からというより本気っぽく「君は綺麗だ」というチャウ・シンチーに、店長にズバッと物申して株を上げるヒロイン・・・こういうシーンは弱者の痛みが分かる優しさがなければ撮れないでしょう。私もセクシーポーズをサービスする彼女を本当に綺麗だと思いました。自信を持った人間というのは、外見がどうあれ輝いて見えるものですね。