[コメント] リプリー(1999/米)
サスペンスと心情描写の同時進行が両立できてない。惜しい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
ジュード・ロウがとにかく素晴らしい。オーラが出過ぎてまぶしかった。マット・デイモンも予想外の大健闘で、(一人役立たずがいたが)前半の導入部は面白かった。肝心の後半、ストーリーが動き出してからが映画の動きが止まる。太陽が沈んだ後、リプリーの心情と、正体を隠すサスペンスが展開するが、その二つが上手く絡まず、サスペンス的な緊張感が邪魔して肝心の心理描写が中途半端になってしまった。一番はっきりと打ち出さなくてはならないところがぼやけてしまったので、作品全体がぼやけてしまった。切ない空気が漂う魅力的な映像で、キャスティングも素晴らしかっただけに、惜しい。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (8 人) | [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。