[コメント] ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013/米)
笑って呆れて忘れられるなら、それも良いと思う。ただ自分がそれで済ませられないとすれば、もしも自分がこんな連中と向き合うことになったら、自分の中の倫理観や美意識がどれほど通用するのかと思えてしまうからだ。利己と欲望、身も蓋もない本音むき出しの感覚。あるいは、彼らの気まぐれが時に神のように貧者の人生を救ったりもするのを見るにつけ、世界そのものの身も蓋も無さを思わずにはいられない。自身の仕事を遂行して彼らをカタにはめた捜査官が、帰宅の地下鉄でプライベートにもどったときに目にすることになったあのポスター。自分の仕事をし、自分の人生を生きるしかないんだけど、何とも言えない気分になるよな…
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