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[コメント] 大人は判ってくれない(1959/仏)

こんな風にして若者は堕ちて行くのだと、感慨深かった。が自伝と聞き、特別な例とも思える。‘ヌーベルバーグの代表作’らしいが、こんな内容の映画は今迄なかったのか、とも考える。
KEI

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







特殊な例というのは、母親が鑑別所所長に打ち明けるのだが、連れ子で生活の為子供の為の結婚だったと言うのだ。

父が時に優しく、時に怒鳴り散らすのは、その為だ。その母親もええ加減なものだ。恋人と町中で抱き合っているのを息子に見られるし、署長には「親の言う事を聞くようにキビしく指導を」と言い、本人には「1人で生きて行け」と言う。

元々夫にも息子にも愛情が感じられない女だ。彼女自身もそんな風に育てられてきたのだと思う。

すぐキレる教師、又甘い本人に勿論責任がないとは言えないが、母親、家庭がやはり特別だったと思う。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)緑雨[*] けにろん[*]

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