[コメント] ロープ(1948/米)
映画という形式に対するチャレンジングな試みとしての完成度は大いに買う。ジェームズ・スチュアートの洞察力が不穏さを誘発し、チェストというモノに対する注目を生かしたサスペンス演出も冴える。
ラスト、窓を開放することで、夕暮れのマンハッタンの喧騒が画面内に入り込み、密室劇の空間性が転換する。このあたりも見事。
が、登場人物が誰も彼も喋りすぎ。そうせざるを得ない作りであることは理解するが、80分の短尺でもその饒舌さには辟易する。
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